よく「本革の靴」と言いますが
もともとは生きていた動物の体をいただいて作られています。

靴も、食べ物と同じように
使えることに感謝して、大切に扱われるといいのにな。
靴を作るには高い技術とたくさんの手間が必要で
職人さんは皆さん本当に素晴らしい。
だからこそ、ちゃんと自分の足に合った靴を見つけて
使い捨てじゃない靴が増える事を願っています。
今回は、靴に使われる「革の種類」をご紹介します!
【1、革の種類:牛】
丈夫で美しい牛革は、靴をはじめとする皮革製品の中で最も多く利用されています。

①カーフ:生後6ヶ月以内の仔牛の革。
牛革の中でもっともきめ細かく、なめらかで柔らかい。
特に、生後3ヶ月以内のものは高級素材。
②キップ:生後6ヶ月〜2年くらいまでの中牛皮。
カーフより厚みが増し強度が加わり、美しい皮として人気が高い。
③ステア:生後2年以上で去勢されたオスの成牛
④カウ:生後2年くらいの既産したメスの成牛
⑤ブル:去勢せれていないオスの成牛
【2、羊】シープスキン
毛穴が小さくきめ細やかで、薄くソフトな触り心地。
防寒材料と優れ、ブーツの材料として人気が高い
【3、豚】

摩擦に強く、軽量で耐久性がある皮。
表面に毛穴が3つずつ開いているのが特徴。
靴の中敷などに、よく利用される。
【4、エキゾチックレザー】
ダチョウ(オーストリッチ)やワニ(クロコダイル)、蛇(パイソン)、とかげ(リザード)など
哺乳類いがいで独特の模様がある革のことを指す。
美しく人気も高いが、爬虫類の皮革は禁止や制限が設けられているため
実際は、他の皮に型押しのものが多い。
加工仕上げ革

【5、ヌバック】
革の吟面(表面)をサンドペーパーで起毛させ、ベルベット状にしたもの。
【6、スエード】
革の裏面を細かいサンドペーパーで起毛させた革。
毛足が短く、やわらかいものほど上質。
【7、ベロア】
成牛革の裏面をサンドペーパーで起毛させた革。
スエードより粗く、毛足が長いのが特徴。
【8、エナメル/パテントレザー】

革の表面に合成樹脂を塗装して光沢を出したもの。
汚れがつきにくい反面、ひび割れしやすい。
よくお店で聞く革を集めてみました。
革は、私たちのお顔と同じでお手入が必要!
体から一番遠くにあるお靴も、ぜひ可愛がってあげてくださいね。
つま先まで気遣える方って、やっぱり美しい!